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8月03日ピックアップ独自記事

休眠口座活用事例~韓国における事例調査~

 休眠口座国民会議の呼びかけ人である鵜尾雅隆氏が、銀行システム関係者と共に韓国へ渡り、微笑金融財団事務総長らに対して韓国の休眠預金活用スキームについてヒアリングを行いました。
 微笑金融財団は韓国において休眠預金・休眠保険等を財源とし、社会インフラである金融サービスを低所得等の理由により受けることのできない方々に向けたマイクロファイナンス等のサービスを提供している財団です。さらに、このようなファイナンス面の支援だけでなく、事業妥当性分析及び経営コンサルティング支援といったソフト支援も行っている点が特徴的です。
 今回のヒアリングでは、休眠預金を国民のために活用するための具体的なスキームについて伺い、韓国における休眠預金の活用は、下記の通りのスキームで行われている事が確認できました。


ヒアリングの主なポイントとしては、下記の4点が挙げられます。
 ・ 主要なシステム投資額は、休眠預金金額に対して十分に少ない。
 ・ 銀行側のシステム改修は銀行内部で対応可能なレベルの規模。
 ・ 過去の休眠口座情報は財団ではなく、各金融機関が引き続き管理している。
 ・ 払戻には引き続き応じている。

 また、銀行協会経営企画部へのヒアリングでは、「もともと銀行のお金ではないので、このような社会還元は必要なこと」と認識している事がわかりました。また、銀行は他にも寄付やマイクロファイナンス等、様々な社会貢献活動を行っており、休眠預金の活用はそのひとつにすぎないということを強調されていた点が印象的でした。(休眠口座国民会議事務局)

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